なぜ獲った…。ACミラン、冬の大失敗補強(2)“格安”には要注意!? 致命傷…クラブが誤った判断
2023年1月のマーケットが動いている。各クラブがシーズン前半戦に起きた問題を解決するために新しい力を探す時期だ。好機とみれば、ビッグネーム獲得に動く場合もある。今回はイタリアの名門ミランが冬に獲得した選手のうち、うまくいかなかった補強を厳選して紹介する。
MF:マイケル・エッシェン 生年月日:1982年12月3日 在籍期間:2014年1月~2015年6月 ミラン通算成績:20試合0得点0アシスト 元ガーナ代表のMFマイケル・エッシェンは、ミランで大きなインパクトを残せずに終わった選手の一人だ。 ジョゼ・モウリーニョ監督率いるチェルシーで大活躍して様々なタイトルを獲得したエッシェン。2008年にひざ前十字じん帯を断裂したあとはかつての姿を見せられなかった。 そんな中、ミランは2014年冬にチェルシーからエッシェンを獲得。事実上フリーという格安の取引でうれしいサプライズを期待したが、やはりエッシェンの復活は実現しなかった。 所属した1年半で先発出場はわずか10回。ケガを繰り返したわけではなく、ピッチに立ったときに平凡なパフォーマンスに終始したため出番が増えなかった形だ。フィジカルが最大の武器であるエッシェンにとって、一度の大ケガは致命傷だった。ミランは「格安」に飛びついたことで失敗してしまった。
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