「親の育て方悪い」「ごみ」…警察学校でパワハラ行為 丸刈り強要も
警察学校に入った巡査16人に対してパワーハラスメント行為をしたとして、兵庫県警が、指導役の30代の男性警部補を訓戒の処分にしたことが25日、朝日新聞の情報公開請求でわかった。 県警によると警部補は昨年10月~今年7月、消灯後に騒ぐ巡査らに「あほ、ごみ、お前なんか要らんのじゃ」と罵倒。身の回りの掃除ができない巡査には「親の育て方が悪い」などと言ったという。 洗濯機の使用方法を守らない男性巡査2人には丸刈りを強要し、2人は自分で丸刈りにしたという。 今年6月、県警に匿名の通報があり発覚した。警部補は県警の調査に「いらいらすることが多くて感情的になってしまった」と説明しているという。 ある県警幹部は「警察の人材確保が厳しい中で、こういう指導をされると組織として困る。体罰は許されない」と話した。(宮坂奈津)
朝日新聞社