70代女性も。高齢者利用が急増! 女性用風俗を利用するシニア世代の驚きの実態…女性もお金を払ってスッキリ遊ぶ時代に
女性もお金を払ってスッキリ遊ぶ時代
女性用風俗の中では、「萬天堂」と「東京秘密基地」が2大巨頭となっている。萬天堂は熟年のセラピストも在籍していたり、ホームページの説明文やデザインから、年配の女性も利用しやすいのではないかと見受けられる。萬天堂の会長である奥寺さんは次のように話す。 「ご利用される方もセラピストも当店では年齢制限を設けていません。実際、60代の男性セラピストもちらほらいますね。どのような女性にも気持ちよくなっていただきたいという思いから、幅広いセラピストが所属しています。女性も遊ぶ場所があっていいのではないかという思いから、女性用風俗に目を向けて2017年にオープンしました。 構想を練り始めたのはもっと前なのですが、状況が整ったのがその頃だったという感じですね。女性用風俗の立ち上げを考え始めた頃は、小さいお店がちらほらあったのですが、個人が趣味的にやっていたり、『無料にするからやらせてよ』というような変なことが起きてしまうところもあったりしたんですよね。 そんなことじゃダメだな、女性もお金を使ってスッキリと遊んだほうがいいんじゃないかなと感じていました」 萬天堂の料金はお試しの90分コースが1万5000円で、オススメの120分が1万9000円。時間で値段が決まるという非常にシンプルなシステムである。セラピストのランクによって指名料は異なってくるが、そのランクもセラピストのプロフィールページにきちんと掲載されている。 とりあえず体験してみたいのか、質のいいセラピストに対応してもらいたいのか、女性側が使い方を選べるというわけだ。 写真/shutterstock ---------- 中山美里(なかやま みさと) 1977年生まれ。東京都出身。編集プロダクション・オフィスキング所属。高校卒業後、ショーダンサー、出版社アルバイトなどを経てフリーライターに。雑誌やウェブで性をテーマに取材・執筆を行う。処女作『16歳だった~私の援助交際記』(幻冬舎)がベストセラーに。主な著書に『ネット風俗嬢』(リンダパブリッシャーズ)、『漂流遊女』(ミリオン出版)、『高齢者風俗嬢』(洋泉社)、『副業愛人』(徳間書店)など。2022年にAV女優などの仲間と一般社団法人sienteを発足。AVや風俗などセクシャルウェルネス産業に対する差別や偏見をなくすための活動をしている。 ----------