ダイタク、『M-1』ラストイヤーでの決勝初進出に安堵 「もう縁がないのかな」と諦めかけていた
■決勝まであと4日「そんなに実感がない」 決勝まであと4日と迫っている。拓は「そんなに実感がない。例年敗者復活戦に出させてもらっていたんですけど、その時とそんなに変わらない」と述べ、大も「本番迎えて当日現場に入ったら実感が湧くのかなという感じで、僕も実感ないというか。普通に過ごしています。今は緊張感はないです」と語った。 普段、ネタ合わせすることが少ないという2人。拓は「『M-1』の準決勝当日もちゃんとやったのは1回くらいです」と明かし、決勝当日のシミュレーションをしているか聞かれると「あんまりないです」と回答。大は「うまくいこうがいうまくいくまいが、もうラストイヤーで出ることはないので、その安心感の方が強いのかな。『M-1グランプリ』なんて出ないに越したことないので。精神すり減らすだけなので」と心境を説明した。 また、『M-1』に向けて壮行会をたくさん開いてもらっているそうで、拓は「昨日も囲碁将棋の根建(太一)さんからわざわざLINEが来て、お世話になっている作家の山田ナビスコさんも来てくれて、1時過ぎまで飲んじゃって」と明かした。 そして、『M-1』が2人にとってどんな大会になっているかという問いに、大は「僕らは5、6年目ぐらいからいろんな方に『絶対このまま続けておけば決勝行けるよ』とずっと言われていたんです。2015年に初めて準決勝に行って、決勝もそのうち行けるなという感じで、ずるずるなかなか行けなくて、後輩が行って焦りや不安も多少ありながら、まだ大丈夫だろうと思っていて、あと3年か4年ってなった時に焦りが強くなってきて、この2~3年、準決勝でウケたのに行けないってなった時に、もう縁がないのかなと諦めというか、『M-1』にそこまで思いを寄せていたらほかのことができなくなってしまうので、考えているけど考えてないふりを。じゃないと精神安定できないという気持ちでやっていて、今年行けて本当にほっとしたとかラッキーという感覚に近いです」と回答。 拓は「結果、決勝決まってめっちゃうれしかったんですけど、自分の喜びより、行けるって期待したり応援してくれている人が喜んでいるのが本当にうれしかったので、恩返しの場所ですね」と表現し、「それだけのために漫才やっていたわけではないし、『M-1』が始まる前から漫才師や芸人になりたいと思っていましたが、『M-1』ができてしまった以上、目指さざるを得ない。『M-1』に行けなくても劇場とかでめちゃくちゃ笑い取っている人がいっぱいいるから、『M-1』だけがすべてじゃないんですけど、その人たちも含めて、みんな『M-1』に出たかったって言っていたので、出られてよかった」と語った。 今年の審査員は、若林正恭、礼二、山内健司、塙宣之、博多大吉、哲夫、柴田英嗣、海原ともこ、石田明の9人に決まった。 大は「松本(人志)さんがいないということがどう影響するのかなと思っていて、あと、若林さんとか山内さんとか、チャンピオンじゃない方も審査されるということなので、どうなるんですかね。楽しみです」と述べ、拓も「ほとんどの方が現役でバリバリやられている方なので、松本さんいなくて寂しいというのがありますけど、現役でやられている方にどう評価してもらえるか楽しみです」と話していた。