改装直後に大雨被害、山形の老舗旅館が再開…支えたのは「いつ頃なら泊まれそうか」などの問い合わせ
観松館への宿泊予約は11月に約500件、12月に例年並みの約1500件が入っている。高橋社長は「ひとまずほっとした」と胸をなで下ろす。営業再開に向け、「経営は苦しいが、これまで以上に頑張ってお客さんをもてなしたい」と力を込めた。
初日の11日はまだ空きがあるという。予約は旅館の公式サイトや各種旅行サイト、電話(0233・42・2311)で受け付ける。
被害3・5億円、CFで寄付募る
観松館の被害額は、設備の修理や3か月以上の休業の影響で計約3億5000万円に上り、クラウドファンディングサイト「READYFOR」で寄付を募っている。目標額は2000万円。7日時点で290人から約900万円が集まった。寄付金額に応じて、宿泊券や売店の買い物券を贈呈している。寄付は12月5日まで。