憧れのタワマンライフ「快適に」暮らす7つの心得 新生活スタート前に押さえておきたいポイント
「入居したばかりだし、1期目は理事を見送ろう」と考える方も多いかもしれない。しかし管理組合にとって、1期目は大きな意味を持つ。 マンションでは2年目まで、定期点検という形で分譲会社のアフターサービスを無償で受けることができる(2年目以降もアフターサービスは続くが、分譲会社が定期点検を行う期間は2年目までが多い)。 2年目までの定期点検を最大限有効活用するために、利害関係のない第三者による点検を行うためには、総会で決議を取る必要がある。
理事会の対応がうやむやなままでは、いざ何かあったときに対応できず、気づいたら保証期間内の2年を過ぎてしまっていた、ということにもなりかねない。 ここでしっかり対応しておけば、後々やってくる大規模修繕工事を延期できる可能性も高くなり、引いては修繕積立金の軽減にも役立つ。 その意味で、マンション全体の資産価値向上にも影響する、大切な1期目。 新生活スタートと同時に自ら理事に立候補することこそ、タワマン生活を充実させる最大のポイント、心得であるとお伝えしておく。
長嶋 修 :不動産コンサルタント(さくら事務所 会長)