中1いじめ自殺「事実を認めて」 母親が会見、大阪・泉南
大阪府泉南市で2022年に中学1年松波翔さんが自殺した問題で、松波さんの母親千栄子さんが6日、同府泉佐野市で記者会見を開き、「しっかりと事実を認めてほしい。(学校が)子供の安心する居場所を守れなかったのは問題だったと思う」と述べた。 泉南市の第三者委は5月下旬に市側に提出した調査報告書で、小中学校の同級生らが松波さんの身体的な特徴をからかうなどのいじめがあったと認定。学校側はいじめと判断せず、市教育委へ報告もせず対応が不十分だったと指摘した。 松波さんは小学校時代から他の児童や教師との関係に悩み、断続的に不登校になっていた。22年3月、自宅の近所で亡くなっているのが見つかった。