富山県高岡市・伏木復興へ心一つ 住民企画「ごったまつり」、ステージや飲食に笑顔
能登半島地震で被災した富山県高岡市伏木地区の活性化を目指す「伏木ごったまつり2024」が27日、伏木国分の国分海浜公園で行われた。大勢の家族連れらが多彩なステージや飲食を楽しみ、復興に向けて心を一つにした。 地域を元気づけ、未来へつなげようと、伏木地区の有志でつくる実行委員会(高見正人実行委員長)が企画した。 ステージでは、伏木相撲甚句会白扇会の4人が郷土に寄せる相撲甚句を歌い、伏木相撲愛好会メンバーは土俵入りを披露。伏木中学校の生徒が伏木帆柱起し祝唄の踊りを迫力いっぱいに繰り広げ、伏木小学校4年生は元気よく伏木七福神音頭を踊った。伏木曳山囃子(ひきやまばやし)や、伏木に関するクイズもあり、会場を盛り上げた。 14店が出店し、焼きそばや唐揚げ、スイーツなどを提供。ちゃんこ鍋も振る舞われた。フィナーレで花火が海上に打ち上げられ、来場者は夜空を鮮やかに染める大輪に見入った。 高見実行委員長は「多くの人が来て、子どもたちの笑顔が見られて良かった。復興の足掛かりになったと思う」と話した。北日本新聞社後援。