「脱がなければ二度と撮影はしないと言われた」ケイト・モス、トラウマになっているデビュー当時のトップレス写真とは?
この記事は、madameFIGARO.frで掲載されたものの翻訳版です。 スーパーモデルのケイト・モスは、11月13日(水)にファッションデザイナーのベラ・フロイドのポッドキャスト番組「Fashion Neurosis」で、トラウマとなった写真撮影のエピソードを回想した。その撮影で、彼女はトップレスでポーズをとるよう強制されたという。 【画像】カメラマンのコリーヌ・デイが撮影した、16歳の頃のケイト・モス! ケイト・モスは若い頃からランウェイで活躍していたが、モデル活動初期の頃の記憶が今も彼女を苦しめ続けている。「ツイッグ(小枝)」との愛称で呼ばれた50歳のケイト・モスは、11月13日(水)にベラ・フロイドのポッドキャスト番組「Fashion Neurosis」に出演し、彼女にとってトラウマになった写真撮影について語った。ケイト・モスが15歳の時、1990年にコリーヌ・デイが雑誌「ザ・フェイス」の表紙のために行った撮影のことだ。 ケイト・モスは次のように告白した。「その撮影の後も、彼女(コリーヌ・デイ)のために服を脱いだことを思い出して、たくさん泣いた。本当はしたくなかった。裸になりたくなんてなかった。けれど、泣きながらも続けなければならなかった。カメラマンが『これをしなければ、他の撮影で呼ばれることはない』と言ったから、やらなければならなかった。」 心の傷はいまだに癒えていない。「私は15歳で、まだ学校に通っているときに雑誌にトップレス姿で載ったの。幸い、『ザ・フェイス』はロイドンでは売られていなかったから、本当に見た人はいなかったと思うけれど、噂にはなっていたみたい」と彼女は述べた。
ファッションという容赦なき世界
14歳の時にニューヨークの空港でスカウトされたケイト・モスは、瞬く間に人気を博した。自分の胸が好きではなかったが、皮肉なことに、トップレス写真がきっかけで知られるようになった。「幼い頃から、自分のトップレスの写真を撮り始めた。右の乳首にほくろがあることを自覚していて、泣くほど嫌だった」とポッドキャスト番組で打ち明けた。 トップレス撮影はトラウマになっているものの、ケイト・モスはコリーヌ・デイと彼女のチームを「家族のよう」だとも感じていた。1993年の雑誌「ヴォーグ」での物議を醸した撮影を含め、ふたりは何度も一緒に仕事をした。コリーヌ・デイは2010年、脳腫瘍のため45歳で亡くなった。 text: Juliette Gurunlian (madame.lefigaro.fr)
translation: Hanae Yamaguchi