長崎でも名簿の記帳始まる 原爆死没者、8月9日に奉納
長崎市は3日、新たに昨年8月以降に死亡が判明した被爆者の氏名を、原爆死没者名簿に書き加える作業を始めた。名簿は8月9日の「原爆の日」に開く平和祈念式典で奉納する。 2002年度から記帳をしている被爆2世で書道家の森田孝子さん(76)が市役所の一室で、名前や死没年月日などを1人ずつ丁寧に記入。 市によると、県外の被爆者や、広島で被爆し長崎での奉納を望んだ死没者も含め、8月5日までに計約3300人を書き入れる見通し。昨年の式典時点で19万5704人が記載されている。