梅宮アンナ、乳がんを公表した理由を明かす「たった一人でいいから希望を与えたらいいな」幼い頃に見た父の姿が影響
今を生きる女性の“幸せ“をMEGUMI・剛力彩芽・ヒコロヒーが本音で語り尽くす「ダマってられない女たち」の第2話が20日、ABEMAで配信された。今回は8月に「浸潤性小葉がん」と診断され、右胸の全摘手術を受けたタレントの梅宮アンナに密着。闘病しながら「美」を発信する姿などに密着した。 【写真】一人娘・百々果さんとの2ショット 梅宮は闘病中に最も悩んだのは抗がん剤の副作用で髪が抜けることだと明かした。「髪の毛なく無くなっちゃうんだよね、無くなっちゃうんだったら抗がん剤やるの嫌かも。そういう気持ちに陥っちゃった」。乳がんを患った人の髪の毛がない姿を見て梅宮はショックを受けたと言い、「私は見せるのをやめよう」と決意。ウィッグ(=かつら)をつけて「リアルに見せられる方法。そっちの方を見せるべき」と自身の美意識を貫いた。 11月には右胸の全摘手術のために入院。長い期間になるのでナイトスタンドなどお気に入りのグッズをそろえた。「一日二日だったらいいけど、内容が内容なので普段の生活と変わらないようにする」と気持ちも整えた。手術前日は「全然怖くなくてむしろ、胸がなくなっちゃう悲しみもなくて。なんかこれ(ガン)がずっとあるほうが嫌」と心境を明かした。 手術後は順調に回復し8日後に退院。真っ先に向かったのはネイルサロンだった。「退院して、『はいゆっくり』ってなっちゃうと治らないと思う。そうやって生きていくほうが好き」と前向きな思いを語った。そして病気を公表した理由は「小さいときに父親を見ていたのも大きい」とポツリ。亡くなった父で俳優の梅宮辰夫さんは梅宮の小学校時代に肺がんを患い、復帰後は講演会を繰り返した。「自分の経験を話して人が集まって話を聞く。小さいながらに格好いいなと思ったの」と著名人として自分の病気を公表することの意味を学んだという。「人のために何かできることがしたかった。たった一人でいいんですよ、たった一人でいいから希望を与えたらいいな」と思いを口にした。 * * * 「ダマってられない女たち」とは、映像を通してさまざまな女性の生きざまに触れ、自身の価値観などと照らし合わせながら、“女性の幸せ”について飾らない言葉で語り合う番組。日本や海外で力強く生きる女性たちの生きざまに密着しながら“女性の幸せ”に迫る。
報知新聞社