レッドブルのシート候補に名前が挙げられている角田。(C)Getty Images

　F1レッドブルの来季のシートについて、ドライバーズチャンピオンを獲得した経験もある元F1ドライバーのジェンソン・バトンは、RBの角田裕毅が獲得すべきだと発言した。 【画像】世界を舞台に活躍する日本人F１ドライバー、角田裕毅の車から離れたオフの表情を厳選して紹介！ 　専門メディア『GPblog』は現地12月３日、バトンが『Sky Sports』に出演した際のコメントを紹介。「角田はそのポジションの理想（的なドライバー）だと思う。ピットレーンで最もタフな挑戦になるだろうし、もし僕だったら、マックス・フェルスタッペンと一緒にレッドブルに乗りたいとは思わないだろうけど、角田にやる気があるなら、素晴らしいことだ」と日本人ドライバーの昇格に肯定的な姿勢を見せた。 　過去にフェルスタッペンの相棒となったアレックス・アルボン、ピエール・ガスリーらがことごとく思うような成績を残せなかったこともあり、絶対王者のプレッシャーに角田が耐えられるのか、という疑問に対しては「個人的にはそう思う」と返答。「レッドブルがRBに送り続けているライバルを、角田は打ち負かしてきた。去年とは全く違うユーキだよ。以前ほど冷静さを失うことはなく、結果を出している」と続けた。 　一方で現在、最有力候補に挙げられているリアム・ローソンについては「僕から見ると、まだ改善が必要で、良い結果を出せることを示す必要がある」と、トップチームは時期尚早だと持論を展開した。 　角田の昇格を望む声は多く、ファンはもちろん、フォーミュラワン・グループの創設者バーニー・エクレストンやハースの元チーム代表ギュンター・シュタイナーなどF1界の大物も昇格に肯定的な発言をしている。角田がシート争いの最前を走っているかはともかく、一歩一歩トップチームに近づいていることは間違いないだろう。 構成●THE DIGEST編集部