米大統領選に大金賭ける人、何よりも利益重視-個人的な感情は二の次
「アービトラージを見つけることが可能だ」と、今回の選挙で約10万ドルを賭ける計画のハンソン氏は話す。「どちらに転んでも1万1000ドル獲得できるが、実際に投じた資金は1万500ドルだけだ」と述べた。
デンマーク・コペンハーゲン在住の39歳の暗号資産トレーダー、ヤコブ・スカーニング氏は、ハリス氏が勝つとは思っていないものの、ヘッジとして同氏に賭けている。トランプ氏が勝利すれば、共和党が暗号資産を受け入れていることから、同氏のビットコインのポジションは上昇することが見込まれる。ハリス氏が勝利すれば、その逆が起こり得るため、同氏が勝利した場合の利益で、暗号資産の損失を穴埋めできる可能性があると考えている。
「オッズが非常に良かった」と同氏は話し、「自分の応援するチームの敗北に賭けることもできる。全ては打算で、そこに個人的な感情はない」と述べた。
原題:‘All Brain and No Heart’: Traders Make Big Election Markets Bets(抜粋)
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Charlie Wells, Claire Ballentine