渋野日向子に来季の〝期待要素〟 後輩が続々米ツアー参戦で「恥ずかしいプレーできない」の声
女子ゴルフの渋野日向子(26=サントリー)に、米ツアー本格参戦4年目となる来季ならではの期待要素が浮上している。今季はポイントランキング64位で目標としていたシード復帰を果たした一方で、60位以内には入れず今週の今季最終戦「ツアー選手権」(21~24日、フロリダ州)の参戦はかなわなかった。 ひと足早くオフに入った渋野は、自身のインスタグラムで「たくさんの感情とともに1年間戦ってまいりましたが、今年も少し早めに終わってしまいました。悔しさいっぱいですが、伸び代もいっぱい。来年に向けてまた頑張ります!!」とシーズン終了を報告した。 来季はどんな姿で戻ってくるのか注目される中、ツアー関係者の一人は「来年には、さらに多くの後輩が米国でプレーすることになる。先輩として恥ずかしいプレーはできない気持ちが強くなるのは」と指摘。技術面をオフに磨きをかけた上に、ルーキーとして参戦する選手たちから受ける刺激でメンタル面も充実する可能性があるわけだ。 すでに、竹田麗央(21=ヤマエグループHD)は今月、国内開催の米ツアー「TOTOジャパンクラシック」優勝で資格を得た。さらに、12月の最終予選会には、パリ五輪4位の山下美夢有(23=加賀電子)、岩井明愛(22)と岩井千怜(22=ともにHonda)の双子姉妹、「全米女子アマ」覇者の馬場咲希(19=サントリー)、同じ黄金世代の原英莉花(25=NIPPON EXPRESSホールディングス)が挑戦する。 以前も後輩が参戦してきたが、馬場は所属先が同じ。2022年「全英女子オープン」時に山下を米ツアーに〝勧誘〟したこともある。メジャーチャンピオンは、ゆかりある後輩の前で先輩の威厳を保てるか。
東スポWEB