ソフトバンク、ミスにつけ込み一気呵成の9得点 坂口氏は緒方の好走塁を絶賛「強いチームの象徴」
◆ 2打席連続安打でいずれも生還! ソフトバンクは楽天に9-2で逆転勝ちし3連勝。優勝マジックを「11」に減らした。 打線は2点を先制された直後の3回、7番・中村晃の左前打、9番・緒方理貢の二塁内野安打などで一死一、三塁の好機を作り、1番・川瀬晃の左犠飛で三走・中村が生還。同時に、一走・緒方も判断良く二塁へタッチアップし、二死二塁で続く今宮健太が中前適時打を放ち緒方が同点のホームを踏んだ。 2-2の同点で迎えた5回は一死から緒方が中前打で出塁。二死一塁となり、今宮の打席で緒方の足を警戒した楽天先発・瀧中瞭太が牽制悪送球を犯し、緒方は労せず二塁へ進んだ。すると再び今宮が左前適時打を放ち、緒方が今度は逆転となる生還。相手のミスにつけ込み試合をひっくり返すと、8回は打者一巡の猛攻で一気に5点を奪うなど、終わって見れば16安打9得点の猛攻で大勝した。 先発の大関友久は立ち上がりの制球に苦しんだものの、3回以降は修正し7回4安打2失点の好投ででシーズン自己最多を更新する8勝目(3敗)。8回以降は長谷川威展と尾形崇斗が1イニングずつゼロを刻んだ。 11日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では、逆転劇の口火となった緒方の走塁にフォーカス。3回に川瀬の左犠飛で一塁から二塁へタッチアップした好走塁について試合の解説を担当した坂口智隆氏は「見事。(左翼手の)捕球体勢をしっかり見ながらスコアリングポジションに行きましたよね」と評価し、続く今宮の中前適時打で緒方が同点のホームを踏むと「さっきの走塁が生きた」と褒め称えた。 さらに坂口氏は「行けると思ったら、思い切って次の塁を狙っていく。今年のホークスはフライに限らず、こういった走塁をよく見るし、そこから畳みかけていく」と、チーム全体で走塁意識の高さを感じると指摘。その中で、8月2日の日本ハム戦(みずほPayPay)以来となるスタメンで3打数2安打、1四球2得点の働きを見せた緒方の活躍を取り上げ、「本当に強いチームの象徴ですよね」と絶賛した。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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