辰野町「mit」で喫茶とワークショップ 「夜の商店街に人が集まれる場を」
スワッグ作りのワークショップと喫茶のイベント「茶花本(ちゃかぼん)」が12月6日、「mit(ミット)」(辰野町辰野)で開催される。(伊那経済新聞) 【写真】ワークショップで作るスワッグ 「mit」は下辰野商店街に位置するデザイン事務所と書店。グラフィックデザイナーの大木洋さんと五味ひづるさんが、空き家をDIYして事務所として活用していたが、スペースの一角で書店を始め、9月30日から一般の人も立ち寄れるスペースとして開放した。 「mit」はドイツ語で「一緒に」を意味する。「読書は誰かの人生の一端を疑似経験したり、思想に触れたりできる。商店街にいながら旅をしている感覚になる空間を作りたい。今後は手仕事で作られた陶芸などの長く使いたいと思えるような雑貨も販売し、辰野町の商店街でありながら、さまざまな文化や思想が交差する場所になれば」と大木さん。 同イベントでは、花、雑貨、ドリンクとスイーツを販売する「CONTE(コント)」(南箕輪村沢尻)とコラボし、スワッグ作りのワークショップと、リースなどの展示・販売を行う。近隣のシェア工房「16factory(イチロクファクトリー)」では、「夜喫茶」と称し、ドリンク、キッシュ、ケーキなどを販売。テイクアウトにも対応する。伊那市の音楽好きで結成する「オーディオ同好会」が夜喫茶の音楽演出を担当する。 「9月にオープンしてから、仕事終わりに立ち寄りたいという声があった。商店街に夜でも遊べるおしゃれな場ができたらどんなことが起こるのか。そんな興味もありイベントを企画した」と大木さん。書店で選書を担当する五味さんは「生き方やデザインの本など、読むと見方が変わり、世界が広がるような本を選んでいる。イベントに限らず、近隣の人にも気軽に来てほしい」と話す。 開催時間は18時~22時。ワークショップは1部18時30分~19時30分、2部20時~21時。定員は各回4人。参加費は5,000円。申し込みはインスタグラムと電話(TEL 080-3201-6201、080-1304-4673)で受け付ける。
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