過去に藤井 風やヒゲダンも選出された「Spotifyの必聴プレイリスト」 次世代アーティスト10組の魅力を解説
JUMADIBA 芦澤:JUMADIBAはここ数年、レッドブルのヒップホップフェスに出演とかこの曲もそうですけど、客演もの、kZmとかralphとのコラボワークの話題の連続で一気に注目を集めているヒップホップ界のニュースターです。個性的なリリックとちょっと浮遊感のあるサウンドメークの特徴がありますね。独自の世界観を持つラッパーだと思います。 ふくりゅう:独自の世界観がサッカーやOasisとかUKロックが元々好きみたいなんですよ。そういった個性的なタグをたくさん持つアーティストは強いなって思いつつ、こういったカッコいいラップミュージックもありながらもメロディアスな静かな叫びの曲もあり、才能あふれる方だなと思います。
tuki. 芦澤:tuki.は、突如現れた謎のシンガーソングライターということで、今わかってる情報としては中学3年生の15歳です。アー写もジャケ写もイラストなので全てベールに包まれているんですけど、13歳からSNSで弾き語りの投稿を始めて、昨年の9月に『晩餐歌』でデビューしました。そこから瞬く間にいろいろなチャートを席巻して、Spotifyでもバイラルチャート初登場1位だったりとか、今まだ3曲しかリリースされていないのに、月間リスナーは160万人を越えています。 ふくりゅう:やはり声がいいんですよね。泣いてるような歌声なんですよ。これはDNAレベルで訴えかける感じがありつつ、昨日配信されたばかりの『サクラキミワタシ』っていう曲もまたすごくよくて。この春歌曲もラジオヒットしそうだなと思います。
Cho Co Pa Co Cho Co Quin Quin 芦澤:まずサウンドが個性的なのと、最初に注目されるきっかけになった動画が面白いですよね。都内の路上で曲を作るっていうTikTokの動画があって、車の中に機材を積んでいろんなものを叩いて曲を作るみたいな遊び心満載な動画なんですけど、それで出来上がった曲がすごくクオリティ高くて、すごくセンスもよくて、あっという間にいろんなクリエイターとかアーティストが話題にして、フェスティバルに呼ばれたりもしています。 ふくりゅう:オリエンタルな要素を東京っていうフィルターを通して表現されているなって思います。これYMOから通じる日本産ポップミュージックの最前線にいるなって音から伝わってきますよね。インスト曲もまたいいんですけど、日本語の歌詞の響き方、美しさを再発見させてくれるなって思っていて、海外の方にこそ届いてほしいなと思います。