敦賀気比が優勝、3年ぶり8回目 高校野球秋季北信越大会決勝
高校野球の秋季北信越大会は21日、石川県立野球場で決勝があり、敦賀気比（福井1位）が日本航空石川（石川3位）を6―5で降し、3年ぶり8回目の優勝を果たした。 敦賀気比は東京・神宮球場で11月20日に開幕する明治神宮大会に出場する。 秋季大会の結果は、来春の選抜大会の出場校を選考する際の資料となる。北信越地区の一般選考枠は2。【下河辺果歩】 ◇敦賀気比・東哲平監督 ＜九回に一挙5得点で逆転勝利＞ 我慢、我慢のゲームでチャンスがいつか来ると信じて待っていた。 失点がミス絡みなので、そこがまだ新チームだと感じる。いい緊張感の中で試合ができたのは良かったが、（直後に3点を返され）最後に詰めの甘さが出た。あそこでもう一度冷静にプレーできるよう、反省して次につなげる。 ＜四回1死一、三塁で五十子李壱（いがっこ・りいち）投手に継投し無失点＞ 一人も塁に出したくない場面だったので、制球のいい五十子に任せた。 ◇日本航空石川・中村隆監督 新チームになって選手が多く入れ替わったが、成長してしっかり戦えるチームになってきた。勝ちきることがまだできないのが課題だ。 ＜九回、長井孝誠投手が先頭打者に四球を出し、背番号1の蜂谷逞生（たくま）投手をマウンドに送った＞ 長井が七、八回から抜ける球が増えていた。（八回まで）2安打で抑えていたのでいけるところまでいきたい気持ちはあったが、1人出たら代えようと思っていた。蜂谷が気持ちで抑えてくれるかなと思ったが、敦賀気比さんの粘りを断ち切れなかった。
