デパイ、X・シモンズに続くオランダ代表攻撃陣の希望 ドルトムントで11ゴールを挙げるマレンもEUROの主役候補だ
元代表選手も才能を絶賛
現在のオランダ代表は最終ラインこそ豪華だが、前線の層がやや薄いと指摘されることがある。確かにロビン・ファン・ペルシー、アリエン・ロッベン、ウェズレイ・スナイデルらがいた時期と比較すれば、現在のオランダ代表攻撃陣は地味かもしれない。 今夏のEURO2024でも攻撃陣の編成は1つの課題となりそうだが、今季頼もしい存在となっているのがドルトムント所属FWドニエル・マレンだ。今季はすでにブンデスリーガで二桁11ゴールを記録しており、これはブンデスリーガでのキャリハイの数字だ。 オランダ代表は22日にスコットランド代表と親善試合を戦っていて、このゲームで指揮官ロナルド・クーマンはメンフィス・デパイ、コーディ・ガクポ、シャビ・シモンズの3人を前線で先発させた。マレンはベンチスタートだったのだが、それでも86分には途中出場から得点を記録。4-0の快勝に大きく貢献した。 オランダ『NOS』では、元オランダ代表のラファエル・ファン・デル・ファールト氏もマレンの能力を絶賛している。 「マレンはとても良い選手だと思う。スピードもあるし、彼は自分の良さをどれだけ理解しているのかなと思うよ。(スコットランド戦の)ゴールも、ロマーリオのようなゴールだと思った。やや幸運もあったけど、それでも素晴らしい」 マレンには今夏の移籍案もあるが、それについても同氏は「彼は間違いなくもう一段上に行けると思う」とコメントしている。 アトレティコ・マドリードでデパイが徐々に調子を上げていることも踏まえると、オランダ攻撃陣もそれほど悪い構成ではない。マレンも楽しみな存在で、EURO2024での躍動に期待がかかる。
構成/ザ・ワールド編集部