「忖度なしですから」カズがポルトガルでの2シーズンを回想! 無得点も「すごく幸せ。刺激的」
「監督もコーチも選手もガチンコ勝負」
元日本代表FW三浦知良が、6月23日に放送されたフジテレビ系列の「ワイドナショー」にVTR出演。ポルトガルでのサッカー生活を振り返った。 【画像】“11”のトレーニングウェアで練習するカズ 現在57歳のカズは、2023年2月に横浜FCからポルトガル2部のオリベイレンセに期限付き移籍し、2シーズンにわたりプレー。通算で9試合に出場して無得点に終わったなか、成績面での悔しさを味わったという。 「思うような結果は出ませんでした。もっと試合に出たかったし、出られるとも思っていましたし、もっと出られればゴールも挙げられるんじゃないかと思っていましたので。悔しさばっかりでした」 それでも、やりがいのある環境でサッカーができたと語る。 「すごく幸せに感じられるというか。僕なんか、何者でもないですから、向こうでは。こちらではね、横浜FCでもそうですし、ポルトガルに行く前のチームの鈴鹿(ポイントゲッターズ、現・アトレチコ鈴鹿)でもそうですけど、みんな気を遣うじゃないですか、僕に。練習中でも気を遣われているのも分かりますし、コーチ陣も監督もそうですよね。向こうに行ったら、グラウンド上でもそうですけど、監督もコーチも選手も、忖度なしですから、ガチンコ勝負みたいな」 若手選手にも遠慮なく削られ、謝られない環境。むしろそれが、良かったという。 「刺激的だし、自分が精神的に若くいられましたね。本当にみんなと同じなんだ、という感じになるので。監督は『ミウラ!もっと速く走るんだよ!』って。走れるわけないじゃない(笑)。それを日本で言う人いないからさ。これがサッカー、プロの世界だよなって。そういう環境にいられる自分に酔っちゃっていましたから。『俺ってかっこいいな』って思っちゃった」 望んだ結果は出せなかったが、フットボーラーとして充実した日々を送っていたようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部