祖父のタンスから「100万円」のタンス預金を発見! すべて「聖徳太子」の1万円札だけど、銀行で交換は可能? お店でそのまま使えるの?
親族の死後に家を整理していたらタンス預金が見つかったというケースはよくあります。祖父の死後、100万円の聖徳太子の1万円札を発見したけれど、このまま相続して自分のものにしてもいいのか、旧札はお店でも使えるのかと疑問に思う人もいるでしょう。 本記事では「タンス預金のお金をそのまま自分のものにしていいのか」を解説するとともに、旧札から新札への交換方法、旧札がお店でも使えるのかについて説明します。 ▼実家の物置で「鳳凰」の描かれた100円玉を発見! 昔のお金は今も使える? 高く売れる場合もあるの?
タンス預金にあったお金をこのまま相続して自分のものにしてもいいの?
祖父のタンス預金に保管されていた100万円を、このまま相続して自分のものにしてもいいのでしょうか。結論としては、亡くなった人の財産が新たに見つかった場合は、税務署に申告したほうが良いでしょう。 タンス預金ならバレないのではないかと思うかもしれませんが、税務署は、国税総合管理(KSK)システムにより国民の収入や財産をおおよそ把握しているため、もし相続税の申告の際に財産が少ないと判断された場合、税務調査が入る場合があります。 その際に財産を隠していたことが発覚すると、追徴課税以外に重加算税が課されたり、悪質な場合は刑事罰を受けたりといったペナルティを受ける可能性があります。タンス預金が見つかったら、速やかに税務署に申告しましょう。
銀行で旧札を交換することはできるの?
それでは、見つかった旧札は銀行で交換できるのでしょうか。 旧札は、日本銀行の本店や支店で現在発行中のお札と交換してもらえます。聖徳太子の1万円札は古いものだから額面以上の価値があるのではと思う人もいるかもしれませんが、日本銀行では1万円の価値が変わることはありません。旧札で100万円分を換金するのであれば、そのまま現在発行中の紙幣で100万円の価値です。
旧札ってお店で使えるの?
旧札は実際に店舗で使えるのでしょうか。聖徳太子の1万円札は現在も使用することは可能です。ただし、すべての旧札が使用できるわけではないことや、店舗によっては古いお札だと受け取ってもらえない場合があることに注意が必要です。 日本では1885年(明治18年)に初めてお札を発行して以来、現在までに56種類のお札が発行されています。この56種類のうち、現在は25種類の銀行券が現在も使える有効可能通貨となっており、聖徳太子の1万円札もその一つです。もし古い紙幣や通貨を使用できるのか迷う場合は日本銀行のホームページにて確認してみましょう。