植物に肥料が足りない・与えすぎているときの3つのサイン
肥料の役割は、バランスのとれた一定のレベルの栄養素を与えて、より健康で強い植物をつくること。 これにより、植物の根が強くなる、花が長持ちするといった効果が期待できます。 一般に、早春から春の盛りにかけての植物の成長期が、肥料を与えるのに適した時期。とはいえ、現実はそれほど単純ではありません。 それぞれの植物が必要とする栄養素やタイミングは異なるので、適切に肥料を与えるには、多少の科学的知識が必要になります。 ここで難しいのは、肥料が少ないのか、それとも与えすぎなのかの判断です。 この記事では、あなたが育てている植物が、栄養素が足りなくて「お腹がペコペコ」の状態なのか、あるいは肥料のもらいすぎで成長に問題が出ているのかを判別する方法をお教えしましょう。
植物が肥料を必要としている場合のサイン
植物に関する情報サイト「Garden Guides」の解説によれば、植物には適切なバランスで栄養素を与える必要があり、なかでも重要なのが「肥料の3要素」と呼ばれる窒素、リン、カリウムの3種類だということです。 これらの3要素が不足している場合、痩せた土壌、PHレベルの不均衡、水不足など、いくつかの要因が考えられます。 ですが、重要な栄養素が足りていなくても、植物は「お腹がすいた」と人間に直接訴えられません。 また、水や日光が足りない時とは違う兆候が現れます。 先ほどのGarden Guidesの記事によると、肥料が足りない時、成分ごとに次の兆候が現れるそうです。 窒素不足の場合は、まず葉の先端が黄色く変色し、さらに茎に向かって黄色い部分が広がる。 リンが不足すると「植物の内部に窒素が蓄積することで、くすんだダークグリーンに色が変わり」、時には葉が紫に変色する。 カリウムの量があまりに少ない場合は、葉に小さな斑点ができ、これがだんだん大きくなって脱色した部分が目立つようになる。 こうした兆候が現れた場合、バイオテクノロジー企業のGreenwayでは、土壌改良剤や、ゆっくりと成分を放出するタイプの肥料を追加して、時間をかけて植物を健康な状態に戻す方法をすすめています。