秋田・東成瀬村の伝統行事「豆腐あぶり」 子どもたちが体験し健康を祈願
秋田朝日放送
11日の秋田県内は雨や雪のところが多くなっています。冷え込みも厳しくなってきた中、東成瀬村ではちょっと変わった行事その名も「豆腐あぶり」を子どもたちが体験し、健康を祈願しました。 冬型の気圧配置の影響で11日の県内は雨や雪のところが多くなっています。12日にかけて雪が断続的に降り、一気に積雪が増える恐れがあります。上空に流れ込む寒気の影響で午後になってから最低気温を更新したところが多く、鹿角市八幡平でマイナス4.3℃北秋田市阿仁合でマイナス1.3℃などとなりました。 東成瀬村では1年間の薬代や診療代を医師に支払う日とされた「薬礼日」にあわせて豆腐に味噌を塗って食べる「豆腐あぶり」を行っています。豆腐あぶりは医師のすねに見立てた豆腐に「恥をかかせる」という意味の慣用句「味噌をつける」にかけて味噌を塗り、医師の仕事が成り立たないほど健康でいられるようゲンを担ぎます。 東成瀬小学校では総合学習の一環として4年生が毎年豆腐あぶりの体験をしていて11日は11人が参加しました。古くから村に伝わる行事ですが、実際に体験したことのある子どもの数は少なく、みんな興味津々の様子です。豆腐にみそをたっぷりつけて囲炉裏でじっくりと炙ります。ちょっぴり変わった地域の行事を体験し、来年も健康で楽しく過ごせることを祈願しました。
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