大商会頭 Bリーグ会場で「万博誘致絶対に勝ち取る」宣言
大阪商工会議所の尾崎裕会頭が協力呼びかけ
2025年大阪万博誘致活動の一環として、大阪商工会議所の尾崎裕会頭がこのほど、大阪市内で開かれたBリーグ公式戦のオープニング式典に登場し、観客らに万博誘致への協力を呼びかけた。誘致合戦の強敵とされたフランスの徹底が決まり、地元大阪での誘致活動に拍車がかかりそうだ。 【動画と拡大写真】誘致なるか「2025年大阪万博」アンバサダー・ダウンタウンの功績
大阪万博誘致「絶対に勝ち取る」宣言
府民共済スーパーアリーナ(大阪市此花区)で開催された大阪エヴェッサ・栃木ブレックス戦。尾崎会頭は試合前のコート中央に立ち、観客に「これから熱い熱い戦いが始まりますが、25年万博開催へ向け、大阪も世界で熱い熱い戦いをしています」とあいさつした。 また「あと9か月で開催地が決まります。きょうお集まりの皆さまも、大阪万博のブースターとして力を貸してください。(万博開催を)絶対に勝ち取ります。もっともっと盛り上がる大阪を作っていくため、がんばりましょう」と呼びかけた。 このあと尾崎会頭は両チームキャプテンとがっちり握手。試合球をレフェリーに手渡して試合が始まった。尾崎会頭は万博誘致委員会の副会長を務めている。スポーツイベントで万博誘致をアピールしたのは、昨年10月のJリーグ大阪ダービー(セレッソ大阪対ガンバ大阪)に次いで2回目だ。
有力商店街で70年万博と連動させたイベントも
25年万博には日本を含め、フランス、ロシア、アゼルバイジャンの4か国が立候補していた。しかし、日本にとって強敵とされていたフランスが、財政難を理由に誘致合戦から撤退。今年11月の開催都市決定まで、厳しい三つどもえの戦いが続く。 大阪誘致成功には、世界へ支持を広げる国レベルの外交戦略が求められる一方、万博を待望する地元の世論喚起も欠かせない。 大商では1970年の大阪万博開催の実績を生かし、都心の繁華街でのPRを強めるほか、有力商店街で70年万博と連動させたイベントを展開して府民の万博誘致機運を高める方針だ。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)