サステナ連動債、芙蓉リースなど7月以降に判定-評価の試金石に
サステナ連動債の商品性は特定のプロジェクトだけではなく、二酸化炭素(CO2)排出への取り組みに基づき企業を評価できるという点で国内のESGファンドマネジャーからも共感を得ている。
芙蓉リースの水谷高CSV推進室室長は、同社として初めてのサステナ連動債を発行した20年当時は再エネルギーの調達を潤沢にできるとは想定していなかったため、SPTについては「野心的だと思っている」と説明。投資家に約束し、経過を示しながら取り組みを評価してもらう手段として「意義があった」とみている。
GLP投資法人は、24年までにポートフォリオの80%以上で環境・社会に配慮した不動産であるグリーンビルディングの認証を受ける目標を掲げている。ブルームバーグのデータによると、高松コンストラクショングループ、オリエントコーポレーション、TDKを含む6社が25年に目標に対する判定を行う予定だ。
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Ayai Tomisawa