3年連続最下位の中日、再建へ課題山積み 齊藤明雄氏は正捕手不在を懸念「100試合くらいどっしりと構えてくれる捕手が…」
◆ 立浪監督とともに和田打撃コーチら5名も退団 今季最終戦となった中日は、DeNAに0-2で完封負け。60勝75敗8分けの成績で3年連続最下位となった。 試合後には最終戦セレモニーが行われ、今季限りで退任する立浪和義監督は「3年間、これだけ声援をいただきながら結果を出すことができず、本当に皆様には申し訳ない思いをさせてしまい、すみませんでした」と帽子を取って謝罪。 監督生活の3シーズンを振り返り「何とか『この3年間でチームを強くしよう』と改革してきましたが、まだこのチームは改革の途中です。志半ばで退くのは非常に残念で、悔しく、申し訳ない思いがありますが、ただ、選手たちは着実に力をつけ、まだまだこれから伸びていく選手もいます。この選手たちが成長するには、皆さんの応援が必要です。まだ芽は小さいかもしれませんが、皆さんの力で花を咲かせ、実をつけてあげてください」とファンに変わらぬ後押しをお願いした。 球団は試合後、片岡篤史ヘッドコーチ、落合英二投手兼育成コーチ、和田一浩打撃コーチ、上田佳範打撃コーチ、大西崇之外野守備走塁コーチの5名も、立浪監督とともに今季限りで退団すると発表。 新体制となる来季に向け、6日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』に解説者として主演した笘篠賢治氏は「投手陣は常に整備をしながら、野手陣は外国人の補強も分かるんですが、やっぱり日本人の4番を育てていきたい。石川(昂弥)あたりを、次の監督さんはしっかりと中軸に据えられるように何とか仕組んでいってほしいなと思います」と要望した。 齊藤明雄氏も「笘篠さんが言われるように、打ち方はしっかりやってもらわないと困る」と話しつつ、「私はキャッチャー、扇の要の要の部分で、100試合くらいどっしりと構えてくれる捕手がほしい」と指摘。 今季のスタメンマスク回数は木下拓哉が58試合、宇佐見真吾が40試合、加藤匠馬は38試合となっており、齊藤氏は「木下、宇佐見、加藤と3人で回しているが、木下と加藤は打率がよくない。守りの方は投手に任せればしっかり抑えてくれる投手が揃っているので、もう少し得点力という部分で、チャンスで回って来る場面も多いので打点をもっと挙げてほしい」と私見を述べた。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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