シナーがイタリア人選手として初の世界ナンバーワンに、ATPランキング史上29人目 [テニス]
シナーがイタリア人選手として初の世界ナンバーワンに、ATPランキング史上29人目 [テニス]
男子プロテニス協会(ATP)が6月10日(月)に男子テニスの世界ランクを更新し、ヤニク・シナー(イタリア)がイタリア人選手として初めて世界ナンバーワンの座に就いた。 ~ATPがシナー選手がATPランキング史上29人目の世界ナンバーワンになったことを発表した公式SNSの投稿はこちら~ 1月にオーストラリアン・オープンでグランドスラム初タイトルを獲得するなど今季3勝を挙げて33勝3敗の戦績を残した22歳のシナーは、1973年のATPランキング創設以来シングルスでトップに上り詰めた29人目の選手となった。 シナーはフレンチ・オープンで準決勝敗退に終わったが、2年連続4度目の優勝と歴代単独トップとなる25回目のグランドスラム制覇を目指していたノバク・ジョコビッチ(セルビア)が右膝のケガを理由に準々決勝を棄権したため1位になることが決まっていた。 ジョコビッチが大会後も世界ランク1位の座を維持するためには、少なくとも決勝に進む必要があった。 最終的にロラン・ギャロスで大会初優勝を飾ったカルロス・アルカラス(スペイン)は2位に浮上し、ジョコビッチは3位に転落した。アルカラスに決勝で惜敗したアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は同大会で自己最高成績をおさめたが、4位で変動はなかった。
テニスマガジン編集部