【箱根駅伝】東洋大・エース松山和希「今までで一番苦しい時期」 どん底から救った両親の言葉
落ち込む松山選手に両親が送ったのは「ここからは這い上がるのみ」というメッセージ。その言葉には「くじけず走り続けてほしい」という思いが込められていました。 このメッセージを受けた松山選手は「いろんな人から応援はよくされますけど、やっぱり一番重いというか。そこでなんとか気持ちを切り替えようという感じで頑張りました」と両親からの激励に奮起します。それからの1年、箱根の舞台に戻るために、松山選手はひたすら走り込みました。
■「強い自分を見せられたら」
どん底から1年が経過した2023年12月、グラウンドには先頭でチームを引っ張る松山選手の姿がありました。大舞台の当日は、支えてくれた両親に勝負する姿を見せます。
父・崇之さんは「まずは本人が、最後やりきったっていうのを持って終えてほしい。私たちもその姿を見たいので」とその姿を期待し、母・美有紀さんも「和希らしい走り、その日にできる自分の最高をやってくれればそれでいいかなと思います。楽しみです」と箱根駅伝当日を心待ちにします。 「強い自分を見せられたら親も安心してくれるかなと思うので、そこは走りで見せられればいい」と親孝行を誓った松山選手。22年間の感謝の気持ちを込めて、夢をかなえたエースの走りを見せます。