【大分】フェリーの乗組員がバリアフリーの大切さを実感
大分朝日放送
体が不自由な人や高齢者の行動を体験することでバリアフリーについて学びました。 九州運輸局では、各地の企業や学校などで毎年バリアフリー教室を開いています。 別府国際観光港のスタッフやフェリーの乗組員ら31人が、重りが入ったベストや軍手をつけて動きにくくし、体が不自由な人や高齢者の動きを体験しました。 また、色が付いたメガネを掛けて文字を書くと… 「私書いている?全然書いているのが見えない」 白内障の疑似体験です。 そのほか、車いすに乗って船内を周ったほか介助の体験もして移動の難しさを実感しました。 (国道九四フェリーの参加者) 「普通は気が付かない段差でも大変なバリアになるんだなと分かった」 「(車いすで)後ろに下がる行為、後ろの人に全部預けるので怖さと自走の運転の難しさがよく分かりました」 (九州運輸局 バリアフリー推進課 高﨑奈実 課長) 「周りに高齢者の方も増えていくと思いますので他人事ではなく当たり前にこういった(援助)が身近に起こってくると思いますので講習を受けてほしい」 九州運輸局は「今後もバリアフリーについて学ぶきっかけづくりをしていきたい」としています。