中学3年女子生徒いじめ問題 いじめ重大事態に認定し調査へ 仙台市教育委員会
khb東日本放送
仙台市の中学3年生の女子生徒がいじめによりうつ病などを発症したと訴えていた問題で、仙台市教育委員会は今後いじめ重大事態に認定し調査を行っていくと明らかにしました。
25日に開催された仙台市議会の決算等審査特別委員会で明らかになりました。 いじめを受けたと訴える中学3年生の女子生徒は、小学4年生の時から仲間外れや暴力などのいじめを受けました。 中学校に進学後もいじめが続き、6月にうつ病と適応障害の診断を受けたということです。 生徒側は7月、いじめ重大事態の認定を求めましたが、教育委員会は「後日、母親から申請の取り下げがあった」などとして認定には至りませんでした。 しかし、教育委員会は25日の市議会でこれまでとは一転し、いじめ重大事態に認定する方針を明らかにしました。 理由として「母親からの申請の取り下げはなかった。コミュニケーションに課題があった」などとしています。 仙台市天野元教育長「調査を進めるに当たって様々な聞き取り、そうしたことが必要になってきますがその際にも生徒の心、生徒の思いを大事にしながら(調査)していきたい」 教育委員会は今後、第三者委員会などを設置して調査を行っていく方針です。
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