ギトギト油をすっきり解決!掃除研究家が伝授する「ツナ缶の処理方法」
【おそうじペコの"ラクして楽しむ"キッチン掃除術】主婦歴もうすぐ30年。料理も裁縫もてんで成長しないのに掃除に対する情熱だけは人一倍のおそうじペコです!日々探求し続けてきた結果、掃除研究家を名乗るようになりました。そんな掃除研究家・おそうじペコが、ラクしながら楽しく続けられるキッチン掃除術をみなさんに伝授します。 ◇ ◇ ◇
お料理に便利なツナ缶ですが、油もたっぷりなので使用後の缶の処理方法に困りますよね。普通にさっと洗うだけではギトギト汚れやニオイが落ちません。 そこで今回は、汚れ落ちやニオイ対策に有効な「油プレ洗浄」方法と3つのポイントをご紹介します。
気になるツナ缶の汚れとニオイ
使用後のツナ缶を見るとギトギトの油が残っています。この油がおいしさのひとつでもありますが、悩ましいのが汚れの落とし方です。
通常通りに食器洗い用洗剤とスポンジで洗うだけだと、一度洗いではすっきり汚れが落ちません。スポンジにニオイや油が移ったり、シンクも汚れてしまいます。 また、缶に染み付いたニオイもなかなかとれません。そのまま不燃ゴミの日まで保管しているとニオイが染み付いたり、害虫が寄ってくるかもしれないし……など、いろいろ不快です。 でも、缶を洗浄する前にひと手間を加える「油プレ洗浄」なら、ツナ缶をすっきりきれいに処理することができるんです。
「油プレ洗浄」方法と3つのポイント
■用意するもの
・ウエス(またはキッチンペーパー)数枚 ・アルカリ電解水、菜箸、ゴム手袋 ・新聞紙(またはチラシ等の古紙) ■ポイント1:油を拭き取る
まずウエスを使って油をふき取ります。缶全体にウエスを浸して全体の油を吸い上げてから、新しいウエスで細かい部分までふきとります。 縁裏にも油やツナが詰まっているので丁寧にふきます。手を使うと缶で切ってしまうので、作業はすべて菜箸などでウエスをつまみながらやってください。 ■ポイント2:油を分解する
次にアルカリ性の洗剤(ここではアルカリ電解水)を全体に吹き付けます。周囲に飛び散るので、古紙の上で作業しましょう。使用する洗剤はお掃除用のアルカリ性の洗剤でも、セスキ炭酸ソーダでも、油汚れに強いものであれば代用できます。 アルカリ性分が油を分解するため、残った油をしっかり落としてニオイも除去します。このひと手間をすることでギトギト汚れだけでなく、ニオイを抑えることができます。