鹿せんべいやどんぐりなどが祭壇に供えられた

　奈良公園やその周辺などで死亡したシカの冥福を祈る慰霊祭が公園内の鹿苑で行われました。 　慰霊祭は、鹿苑にある鹿の慰霊碑「神鹿の塚」の前で行われ鹿せんべいやどんぐりなどが祭壇に供えられました。これは、2023年7月からの1年間に死亡した国の天然記念物、「奈良のシカ」の供養をしようと奈良の鹿愛護会が毎年行っているものです。神事では、春日大社の神職が死亡したシカの霊を慰める慰霊詞を奏上しました。2023年7月からの1年間に奈良公園などでは、232頭のシカが交通事故や病気などで死亡しているといい、参列した人は静かに冥福を祈っていました。