【バレー】久光、埼玉上尾、NECのファイナルステージ進出が決定。デンソーがトヨタ車体を下し、5位に浮上 V1女子
バレーボールV1女子は21日、山形県総合運動公園総合体育館、金沢市総合体育館、ウィングアリーナ刈谷の3会場で計5試合を行った。 前日に引き続き、金沢大会の試合は「令和6年能登半島地震」に対する支援の一環として無料配信とともにギフティングサービスを用いた募金活動を実施。会場ではチャリティーグッズ販売も行われ、ホームのPFUの選手たちは「がんばろう能登 がんばろう石川」の腕章をつけて試合に臨み、第1試合終了後に募金活動を行った。 連敗の続いていたPFUは日立Astemoと対戦。怪我から復活を遂げたバルデス・メリーサ、岐阜協立大2年で全日本インカレベスト4の成績を残した後、3年生に進級しない決断をしてPFUに入団したばかりの大熊紀妙らの活躍でストレート勝利。5勝目を挙げた。同じ会場の第2試合は久光がKUROBEに第1セットを先取されるも、その後3セット連取して3-1で勝利し、14勝目。セッターの栄絵里香は「1セット目、サーブで相手を崩すことができずミドルに決められる場面が多かった。2セット目以降は自分たちのサーブが機能し、ブロック&ディグの連携が良くなって良い形で切り返し、点数を重ねることができた」と試合を振り返った。 埼玉上尾は山形でホームのアランマーレを3-1で下し、13勝目。3位に浮上した。 愛知ダービーとなったトヨタ車体対デンソーはファイナルステージに進出する6強争いという意味でも注目の1戦となった。どのセットも接戦となったが、デンソーが3-1で勝利し、9勝目を挙げ、5位に浮上した。 愛知の第2試合は皇后杯を制したNECが東レと対戦。最初の2セットはデュースで、フルセットにもつれ込む大接戦となるが、第5セットは東レがヌワカロールの活躍などで取り切って激闘を制した。東レは7勝目。NECは4敗目を喫し、13勝4敗。埼玉上尾と勝敗が並ぶもセット率の差で暫定順位を4位に落とした。 21日の試合結果により、久光、埼玉上尾、NECのV・ファイナルステージ進出が決定。残る椅子は2枠となり、現在暫定5位のデンソーなど数チームでこれを争い、最後までもつれることになりそうだ。 次週は東京、兵庫、岡山で試合が行われる。 【21日の試合結果】 アランマーレ 1-3 埼玉上尾 PFU 3-0 日立Astemo 久光 3-1 KUROBE トヨタ車体 1-3 デンソー NEC 2-3 東レ 【暫定順位】(21日現在) 1 JT(16勝0敗) 2 久光(14勝3敗) 3 埼玉上尾(13勝4敗) 4 NEC(13勝4敗) 5 デンソー(9勝8敗) 6 トヨタ車体(9勝8敗) 7 日立Astemo(8勝9敗) 8 東レ(7勝10敗) 9 PFU(5勝12敗) 10 岡山(4勝12敗) 11 KUROBE(3勝14敗) 12 アランマーレ(0勝17敗) (※勝率、セット率による)
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