鹿児島県「大隅縦貫道」早期完成願い決起大会に600人…鹿屋市長「半島強靱化の要として整備必要」訴え
鹿児島県鹿屋市串良町から南大隅町佐多までを結ぶ「大隅縦貫道」(全長約53キロ)の早期完成を願う決起大会が11月16日、錦江町の町文化センターであった。鹿屋市や東串良、肝付、錦江、南大隅町の自治体関係者ら約600人が出席し、国などに早期の全線開通に向けた財源確保を求める大会決議を採択した。 【写真】もうすぐ開通「都城志布志道路」と東九州自動車道をつなぎたい…新たな道路整備への期待高まる
大隅縦貫道は、大隅地域の広域周遊観光や農林水産物の販路拡大などを目的に整備。2014年12月に東九州道と接続する鹿屋串良ジャンクションから笠之原インターチェンジまでの約6キロが開通し、一般道約7キロとともに利用されている。
現在、鹿屋市や錦江町の約20キロ区間で整備が始まっているものの供用開始の時期は未定で、同町田代から南大隅町佐多までの残り約20キロ区間は、整備時期も決まっていないという。
1市4町でつくる期成会の会長を務める中西茂・鹿屋市長はあいさつで、「大隅半島は南海トラフなど大規模災害と隣り合わせの地域。大隅縦貫道は半島強靱化の要として整備が必要だ」と訴えた。