今季3勝を挙げた川崎春花と桑木志帆 2人が同じボールを使っていることを知っていますか?
今季3勝を挙げた川崎春花と桑木志帆。実は2人ともブリヂストンの『ツアーB X』のボールを使っている。ショットメーカーの2人はなぜこのボールを使用するのかを調査した。 川崎と桑木のボールには何て書いてある? 2人ともアライメントラインをたくさん書いていた!【写真】 前週の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」でメジャー初優勝を果たした桑木は、なぜ『ツアーB X』を使うのだろうか? 「今年から『ツアーB X』を使っていて、ドライバーショットでのスピン量が減ってくれました。ドライバーは以前、スピン量が多くて悩んでいたのですが、今回ドライバーを『Bリミテッド B1 LS』に変えて、ボールも替えたら、スピン量が抑えられたんです」 ドライバーのスピン量軽減がボール変更の理由だが、アプローチのスピン量と打感も気に入っているという。 「飛び系だけど、アプローチのスピンも入ります。私は打感も重視していて、硬すぎても嫌で、音が高くても嫌なんです。前は打感が柔らかいボールを使っていたのですが、『ツアーB X』はしっかりフェースにくっついてボールを弾かなくて、スピンもけっこう入ります。アイアンでは、スピン量が入り過ぎなくなりましたね」 ブリヂストンの女子ツアー担当は、「『ツアーB X』はスピン量が減って飛距離が伸びるということで、『ツアーB XS』から変更に至りました。『ツアーB X』はスピン性能も高いですし、アプローチでも距離感が問題ないということで、使用しています」と、桑木が使用する理由を説明してくれた。 一方、クラブはフリーでボール契約だけしている川崎はどこを気に入っているのだろうか? 「高校時代に初めて使って成績が良かったので、そこから使わせてもらってます。パターでもいいコロがりをするし、アプローチで思った通りのスピン量やボールスピードで打てるので、信頼しています」 また、ブリヂストンの女子ツアー担当は、川崎が使用する理由を、次のように説明する。「『昨年よりも飛距離が少し出ているのも気に入っています』と川崎プロは評価していて、飛距離性能も彼女がこのボールを使用する理由になっています。『XS』より『X』の方がボール初速が高いので、ドライバーでも飛んでいます」。 女子ツアーの実力者2人が使うボールは、我々アマチュアのスコアアップにも有効かもしれない。 ◇ ◇ ◇ 桑木志帆の14本は工夫だらけ。関連記事【リコーカップ優勝の桑木志帆の14本を直撃! 8年愛用のアイアンは「打感がちょうどいい柔らかさで抜けも良くて手放せない」】を読めば、強さの秘密が分かります。