大阪のホテルから新提案、「限定6席」の特別なデザートコース…パティシエールの技術を目の前で
「ウェスティンホテル大阪」(大阪市北区)1階のレストラン「アマデウス」で現在、限定6席のカウンターでスイーツのコース料理が楽しめるとの噂が。アフタヌーンティーやブッフェともひと味違う、ライブ感のあるスイーツの楽しみ方とは? 体験してきた。 【写真】こんなに目の前で調理されるとは! ■ 今年に誕生、ライブ感が魅力のカウンター席 今年3月にリニューアルした同レストランに、新たに誕生した「シェフズカウンター」。6席限定のカウンターの眼前でパティシエールがスイーツを仕上げ、コース仕立てでサーブするというもの。 シャキシャキ食感の岡山県産シャインマスカットのテイスティングからスタートする、全6皿からなる秋限定のスイーツコース。旬のいも、くり、かぼちゃ、シャインマスカットをふんだんに味わえる。
■ 華やかなプレートやパフェをコース仕立てで
スパークリングを飲みながらカウンターを凝視していると、モッツァレラ&マスカルポーネの2種のチーズに、シャインマスカットやバジルシャーベットがオンされ「シャインマスカット『晴王』のカプレーゼ」がみるみる完成した。 続いてサーブされた「和栗のクーリー カプチーノ仕立て」は、やさしい甘みの和栗のスープの下に、無花果のパンナコッタが隠れ、果肉のごろっとした食感も楽しめる一皿。ビジュアルにも遊び心があり、ハートやバラのモチーフで飾られた乙女心をくすぐる華やかなプレートや、チョコで作られた蝶々が効いたミニパフェなども登場する。
■ 斬新!大福のようなリゾット
お口直しとして、パティシエールの大好物「おもち」に着想を得て、大福のようにリゾットを求肥で大胆に包んだ一品「栗かぼちゃとさつまいもの燻製リゾット」は仕上げに燻製機を使い、ウッドチップの良い香りが漂う仕掛けも。最後には甘味と塩味のバランスが良い「プティフル」を、食後のコーヒーまたは紅茶と一緒にいただく。
■ パティシエールの下ノ坊さんに聞きました
パティシエールの下ノ坊さんは「従来のデザートコースから砂糖を半分に。もともと甘味のある素材が多いので、最低限の甘味で、秋の味覚の素材本来の味を味わっていただきたい」と話す。 はじめて経験した「デザートコース」はただおいしく食べるだけでなく、五感をフルで使う特別なスイーツ体験だった。食べるのが好きな人はもちろん、作るのが好きな人も、パティシエールの丁寧で繊細な仕事ぶりに感動するはずだ。 『カウンターデザートコース~いもくりなんきん・ますかっと~』は10月31日まで。時間は昼12時~夕方5時まで。ラストエントリーは昼3時30分の90分制。全6品、乾杯グラススパークリングと食後のコーヒーまたは紅茶、お土産のかぼちゃとチーズのスコーン付きで、1人8000円(税・サ込)。3日前までの要予約。