トム・ハンクス&ロビン・ライト、最新VFX技術で10代~70代まで演じる ロバート・ゼメキス最新作公開決定
アカデミー賞を席巻した『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994年)のスタッフ&キャストが再集結した映画『Here』(原題)が、『HERE 時を越えて』の邦題で、来年(2025年)4月4日にTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開される(配給:キノフィルムズ)。 【動画】映画『HERE 時を越えて』本予告 物語は恐竜が駆け抜け、氷河期を迎え、オークの木が育ち、先住民族の男女が出会い、悠久の時を越えてその場所に家が建ち、いくつもの家族が入居しては出てゆく姿を、心揺さぶるドラマと共に描く。地球上のある地点にカメラが固定され、その視点が捉える場所で生きるものたちのドラマを映し出す趣向だ。 紀元前から現代までを往き来する壮大な時間旅行をひとつの舞台で描く、まさに未体験の物語。いくつか描かれる家族の物語のうち、中心となるのはリチャード(トム・ハンクス)とマーガレット(ロビン・ライト)の夫婦。1945年、戦地から帰還したアルと妻のローズがその家を購入し、やがてリチャードが生まれる。世界が急速に変化していく中、絵の得意なリチャードはアーティストになることを夢見ていたが、マーガレットと恋におちて、思いがけない人生が始まる──。 原作はリチャード・マグワイアのグラフィック・ノベル『HERE』。「ここ数十年で最も賞賛されたコミックブックの一つ」と称され、2016年アングレーム国際漫画フェスティバル最優秀作品賞を受賞するなど、高い評価を受けた。 監督は、『フォレスト・ガンプ』をはじめ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ(1985年、89年、90年)などの名作を手がけてきたロバート・ゼメキス。トム・ハンクス、ロビン・ライトと3人がそろうのは30年ぶりとなる。さらに、撮影のドン・バージェス、音楽のアラン・シルヴェストリ、衣装のジョアンナ・ジョンストンらスタッフの中にも『フォレスト・ガンプ』チームが多数参加している。 ロバート・ゼメキス監督は「一緒にやっていて楽しいと思える才能ある人たちと仕事をしようと常に心がけている。いつも一緒に仕事をすると楽しめるトムやロビン、(脚本家の)エリックともまた何かできるチャンスを伺っていた。今回、そういうチャンスが巡ってきて興奮したよ。トライするのは当然だと思ったよ」とコメント。 トム・ハンクスは「ロバートは間違いなく信頼ができる。ロビンはこれまで多忙で、スケジュールがうまくはまらなかったりしましたが、いつも私は一緒にやりたいと思い浮かべていた。(念願がかない)一緒に作品を作ることができてうれしかった」。 ロビン・ライトは「キャリアの中でも最高の体験だった。『フォレスト・ガンプ』でもそう思ったけれど、今回ロバートとは4度目で一緒にやって、トムとロバートは6か7度目だと思うが、旧知の仲の人と仕事をするのは、自分の今の年齢やキャリアを考えると貴重。必然とも言えるし、もはや家族。それがあるから、お互いの考えていること、やり方もよくわかっている」と2人への絶大な信頼を語っている。 トム・ハンクスとロビン・ライトは10代から70代までをひとりで演じきるという前代未聞の挑戦にも挑んでいる。そのためにゼメキス監督は演技をしているその場で、モニター上でさまざまな年代の顔に入れ替わる最新VFXの技術を採用。2人は現場で10代~70代の自分の顔が映された映像を見ながらシーンごとの年齢に合うように瞬時に動きを調整するという、キャリア初の革新的な演技を成功させている。あわせて解禁となった本予告では10代に若返った2人が、これからの人生を共に歩もうとする初々しい恋人を演じる貴重なシーンも観ることができる。