朝ドラ「ばけばけ」小泉八雲モデル役はトミー・バストウさん 「SHOGUN」にも出演
NHK大阪放送局は27日、令和7年秋開始予定の連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」で、ヒロインの夫となるヘブン役を、英国出身の俳優でミュージシャンとしても活動する、トミー・バストウさん(33)が演じると発表した。オーディションで国内外の1767人の中から選ばれた。大阪市中央区の同局で会見したバストウさんは「精いっぱい頑張ります」と話した。 【写真】「ばけばけ」でヒロインの夫役に決まったトミー・バストウさん バストウさんが演じるヘブンは、明治時代の文豪、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲、1850~1904年)がモデル。「ばけばけ」はその妻、セツ(1868~1932年)をモデルにしたドラマで、ヒロインの松野トキ役は、俳優の高石あかりさん(21)が演じる。 バストウさんは2007年にロックバンドを結成し、現在もリードボーカルとして活動。翌08年には俳優として活動を始め、日本の戦国時代が舞台で米エミー賞を受賞したドラマ「SHOGUN 将軍」にも出演した。 映画好きの父の影響で、子供の頃から世界中の映画を見ていたというバストウさん。特に日本の映画にひかれ、「黒澤明さんの映画が好き。三船敏郎さんの演技のおかげで、日本語を勉強し始めました」と振り返った。 日本語は独学で身に付け、まだ勉強中。最近学んだ日本語は「臨機応変」といい、「分からない言葉も多いけど、撮影するにつれもっと分かるようになりたい」と意気込んだ。 ハーンについては「ハーンは天才で、どう演じるかはまだ分かりません」と試行錯誤していることを明かし、「私の人生、経験を使いながら、ハーンのエッセンスを噓偽りなく伝えたい」と話した。
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