警視庁向島警察署の防犯大使として防犯イベント「向島地域安全のつどい」に参加したとよた真帆＝東京都墨田区

女優で歌手、とよた真帆（57）が16日、警視庁向島警察署の防犯大使を委嘱され、東京・曳舟文化センターで防犯イベント「向島地域安全のつどい」に参加した。 警視庁の制服姿で登場し、北川雅俊向島署長らから委任状とタスキを手渡されると「こんなにたくさんの方にお目にかかることができて本当に幸せに思っています。制服を着させていただいて普段とは違う格好で身の引き締まる思いでとても光栄です」とはにかんだ。 防犯の3択クイズのコーナーでは観客との触れ合いを楽しみ、「無料で屋根の点検ですと突然の訪問を受けたときには一体どうしたらいい？」との悪徳業者に関するクイズで、司会から「こんな営業があるのはご存じでしたか？」と聞かれると「実は私は屋根じゃなくて外壁で家に来たことがあるんです」と告白。「知らない男性が『外壁の見積もりを出しますよ』っていうことだったんですけど、丁重に知り合いがおりますので、間に合っておりますという風にお断りしました」と模範のような対応で切り抜けたことを明かし、観客をうならせた。 また、防犯アプリ「デジポリス」について「アプリをダウンロードしました。これから勉強したいと思います。心強い味方です」と防犯意識を持つ大切さを訴えた。 最後にデビューアルバム「WILD　FLOWER」の収録曲「朝がくるまえに」「夜が明けたら」の2曲を情感たっぷりに熱唱。とよたの「犯罪に遭われた方に何かできないか」との意向で場内で販売した同アルバムの収益の一部を被害者支援都民センターに寄付することも発表された。