介護施設に「太鼓の達人」…フレイル予防へ福井県がゲーム機代を補助、上限15万円
福井県は本年度、高齢者の認知症、フレイル(虚弱)予防としてコンピューターゲームなどの腕を競う「eスポーツ」を活用する事業を始める。県内の介護施設5施設にゲーム機の購入費などを補助する計画で、希望する事業所を6月24日まで募っている。 医療や介護の現場でeスポーツを導入する事例は全国的に増えてきており、認知機能の改善に効果があるとの研究も報告されている。県長寿福祉課の担当者は、高齢者が音楽ゲーム「太鼓の達人」などに取り組むことで「新たな楽しみを見つけてもらうだけでなく、同世代や地域の人たちとの交流拡大につながることも期待したい」と話している。 本年度当初予算に事業費75万円を計上した。補助額は上限15万円。県のホームページから申請書類をダウンロードし、郵送やメールで提出する。問い合わせは同課=電話0776-20-0330。
福井新聞社