「興味深かった」元スペイン代表MFフアン・マタが神戸時代に“得たモノ”は? 出場わずか10分に悔しさも「集中しなければならないと気づかされた」
「ちょっと長い話になるんだけど」
オーストラリア1部の強豪ウェスタン・シドニーに加入した元スペイン代表MFのフアン・マタが現地7月14日、入団会見で出席し、ヴィッセル神戸時代を回想。Aリーグ(オーストラリアリーグ)の公式サイトがコメントを伝えた。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開! マタは2023年9月に神戸に加入。しかし、なかなか出場機会を得られず、チームはリーグ優勝を果たしたが、自身の出場はわずか1試合、10分間に留まり、1シーズンでチームを退団した。 それでも日本での経験は大きな財産になったようだ。マタは会見で神戸時代に言及。「ちょっと長い話になるんだけど」と切り出し、あまりピッチに立てなかった当時をこう振り返った。 「正直なところ、私が入った時、チームは本当に好調だった。知っているかもしれないが、最終的にはリーグ優勝も果たした。勝っている時、チームの何かを変えるのは難しいと思う。クラブの意思決定は興味深かった。ただ獲得した選手について、どうリクルートするかは私が関与できるものではない。 もちろん個人的なレベルでは、思ったほど試合に出られなかったのは悔しかった。でも、キャリアのさまざまな段階でたとえ思うような出場時間が与えられなくても、自分のベストを尽くし続けることに集中しなければならないと気づかされた」 36歳のアタッカーは、神戸で多くの学びを得たと強調。「自分の基準を設定し、プロフェッショナルであること、そして別のタイプのサッカーを学ぶことができた。どこへ行っても、自分がポジティブだと思うものを選び、それを自分のプロ意識と試合に反映させるようにしている」と語った。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部