ポルシェ新型「911GT3」世界初公開 510馬力の4L自然吸気エンジン搭載の軽量スポーツカーは2種類のバージョンを用意
少しマイルド?な「ツーリングパッケージ」も新設定
ポルシェAGは2024年10月18日、「911 GT3」をモデルチェンジし新型を世界初公開しました。より控えめなモデルとした911 GT3ツーリングパッケージも同時に発表しましたが、どんなクルマなのでしょうか。 【画像】ポルシェ911GT3登場25周年! 2種類の新型「911GT3」を写真で見る(42枚)
911 GT3は、レース直系の技術を満載した、スパルタンな911です。 初代は1991年にデビューしましたが、その誕生から25周年を記念して、新型911 GT3はリアウイングを備えたサーキット重視のスポーツカーと、ツーリングパッケージを備えたより控えめなモデルの2バージョンを初めて同時に発表しました。 エクステリアでは、前後のデザインがシャープになり、エアロダイナミクスも改善されています。両バージョンとも、フロントディフューザーの輪郭変更、スポイラーリップの形状改良、アンダーボディのフィンの改良がダウンフォースを増加させ、エアフローを最適化します。 LEDマトリックスヘッドライトは再設計され、すべてのライト機能を兼ね備えて、フロントエプロンに追加のライトは不要になりました。これによりエアインレットエリアが拡大しました。 リアでは、ディフューザー/エアインレット/リアリッドのデザインを変更し、911 GT3のリアウイングには、角度のついた新しいサイドプレートが装備されています。 サスペンションシステムも改良され、高速走行時にホイールアーチのダウンフォース増加とブレーキ冷却の改善などが図られています。 新型911 GT3は前:255/35ZR20、後:315/30ZR20のウエットグリップが向上したスポーツタイヤを標準装備しています。オプションで、公道走行が可能なサーキット用タイヤも用意しています。 911 GT3ツーリングパッケージは固定式リアウイングを廃止し、911の時代を超越したエレガントなラインを維持しています。 ティアオフエッジを備えた伸長式リアスポイラー、ガーニーフラップ、アンダーボディに適応されたフィンデザインがエアロダイナミクスバランスを保ちます。 インテリアは上質なレザーがクラシックでスポーティな雰囲気を与えます。また、リアシート システムが初めてオプションとして用意されました。 これにより日常的に使用可能なスポーツカーとして、オーナーの希望に合わせてさらに個別調整し、最高のドライビングプレジャーを楽しむことができます。