【スプリンターズS・生情報】ママコチャの前走は価値ある2着 上昇カーブは確実でもカギを握るのは…
[GⅠスプリンターズステークス=2024年9月29日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝外1200メートル] 昨年の最優秀スプリンターで、連覇を狙う5歳牝馬のママコチャ(池江)は27日、角馬場でのフラットワークから坂路1本(4ハロン64・8―13・9秒)のメニューを消化した。 「前走(セントウルS2着)後、体も一段とすっきりしましたし、状態に関しては問題ありません」と上昇カーブを伝えるのは兼武助手だ。蹄を痛めて乗れない時期があり、本来とは異なる臨戦過程で臨んだ前走のセントウルS。大外枠(8枠18番)かつ、別定重量で57キロを背負いながら、最後は勝ち馬トウシンマカオと半馬身差に食い下がる好内容だった。大一番への前哨戦としては、上々のスタートだったと評価できる。 今回引いた枠順は、Vをもたらした昨年と全く同じ3枠6番。これには兼武助手も、「去年と同じ枠なのはいいことですね」と笑みを浮かべる。ただ、「雨は降らないでほしいですね」と言葉を続けたように、道悪に泣かされた高松宮記念(8着=重馬場)の内容を踏まえても、なるべくきれいな馬場で走らせたいというのが陣営の本音だろう。レース当日の中山は、27日昼時点で「曇り時々雨」の予報。当日の天候や馬場コンディションが、連覇に向けた重要なカギになりそうだ。
東スポ競馬編集部