お金以外で仕事にやりがいを感じる「3つの法則」
このほど、神経科学とポジティブ心理学の最新研究を取り上げた『Your Fully Charged Life 』という本が出版されました。 著者は、最近アメリカ雑誌「Woman's Day」の編集長に任命された雑誌編集者であり、「TODAY」や「Live with Kelly & Ryan」などの番組に登場するTVパーソナリティとしても長いキャリアを持つMeaghan B. Murphy氏です。 新著のなかでMurphy氏は、単に生活費を稼ぐ以上の大きな意味のある仕事を見つける秘訣を明らかにしています。 筆者はMurphy氏に取材し、新著のなかの「Work Charge(やりがいのある仕事)」と題された章についてと、仕事における幸せと成功を叶える上での、「Why/Who/How(なぜ/誰と/どうやって)」の法則について話を聞きました。
1. WHY:“生活費”以上の目的
Murphy氏によれば、大多数の人にとって「なぜ仕事をするのか」、つまり仕事をする理由には「何らかの形で人の役に立ちたいから」が含まれているそうです。 Murphy氏が引用している興味深い研究では、仕事を意味のあるものにしている要因を研究者らが質問したところ、回答者の70%が「人の役に立つこと」、16%が「より良い社会のために貢献すること」を挙げました。 看護師、消防士、教師などの一部の専門職に就く人なら、自分の仕事のやりがいを認識するのは簡単でしょう。 ただ、それ以外の人の場合は、仕事上の些細な事柄や課題に忙殺されたり、日々のタスクが「人の役に立つこと」からかけ離れていると感じたりすると、「自分は何か意味のあることに少しでも貢献できているのだろうか?」と疑問を抱いてしまうことがある、とMurphy氏は述べます。 でも、良い知らせがあります。どんな仕事でも、何らかの形で誰かの暮らしを良くする役割を担っていると言えるのです。 自分の仕事がどのように何かの役に立ち、ためになっているのか(この「何か」は、あなたが重要で価値があると見なす人や物なら、誰でも何でも構いません)。 その繋がりを知れば知るほど、自分の仕事にやりがいを見つけやすくなるはずです。