フランス代表主将ムバッペが極右政党への反対票を呼びかけ 「若者は選挙に行って」
若者の投票で選挙結果が左右
EURO2024グループDオーストリアとの対戦を前にしたデュッセルドルフでの記者会見でフランス代表キャプテンのキリアン・ムバッペ(25歳)は、若者に選挙に行き過激派に反対票を投じるように訴えた。 「EUROはキャリアで非常に重要だが、我々は何よりもまずフランス国民。過激派が権力を握る目前まで来ている。我々には国の将来を選択する機会がある。だからこそ、全ての若者に、投票して状況の重要性を本当に認識するよう呼びかける」と述べた。 フランスで移民排斥などを標榜する極右政党の国民連合(RN)が台頭しており、エマニュエル・マクロン大統領は、解散総選挙を行うことを決定した。 「国は多様性と寛容さの価値を認める必要がある。それは否定できないこと。正しい決断を下せるように心から願っている」とアフリカにルーツがあるムバッペは語った。 EURO2024のフランス代表メンバーを見ても、多くの選手がアフリカ系だ。代表チームの活躍と情報発信が若者の心を動かし、選挙結果に影響を及ぼすことはできるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部