巨人・赤星優志は5回3安打2失点 相性のいい甲子園で今季初勝利はならず
(セ・リーグ、阪神―巨人、5回戦、17日、甲子園)前日16日は延長十回表無死で降雨コールドゲームとなり、1-1で引き分け。第2戦のマウンドに上がった巨人・赤星優志投手(24)は三回、2点を先制された。 2死走者なしから連打を浴びて一、二塁。3番・森下をフルカウントから150キロの直球で打ち取ったかに見えたが、中堅手・佐々木が目測を誤って打球は頭上を越えた。2者の生還を許した。 開幕からロングリリーフとしての起用が続いていた右腕は、先発調整のため5日に出場選手登録を抹消された。10日のオイシックスとの2軍戦で先発して5回1失点の好投。「中継でもできるだけ(長い)イニングを、というところでやっていた。(先発しても)特に変えるところはなく、今までやってきた通りに投げられた」と手応えを口にしていた。 39年前の4月17日は巨人にとって屈辱的な試合だった。1985年のこの日、甲子園で阪神の3番ランディ・バース、4番・掛布雅之、5番・岡田彰布に「バックスクリーン3連発」を浴びて逆転負けを喫した。 苦い歴史はあるが、赤星にとって甲子園は昨季、好相性を誇った舞台。2試合に先発して1勝1敗、防御率1・93。9月21日には8回6安打無失点、7つの三振を奪って白星を挙げた。 四回に先頭打者を歩かせたが、三振ゲッツーで切り抜けるなど、三回の失点を引きずらなかった。5回を3安打2失点で降板。今季初勝利はならなかった。