中日・細川成也の確率を上げた名球会コーチの教え「バットで打とうとしていた」
中日の打撃コーチを退任した和田一浩氏(52)が、元楽天監督の大久保博元氏(57)のYouTube「デーブ大久保チャンネル」に出演。現役ドラフトで移籍した細川成也外野手(26)の活躍のきっかけを振り返った。 【写真あり】凄い!女性誌「anan」の表紙を飾ったドアラ 球団マスコットが同誌の表紙飾るのは史上初“快挙” 大久保氏は「細川はだんだんベンちゃん(和田氏の愛称)ぽくなっていた。ポイント手前で強く振ってる」と和田コーチの影響を指摘した。 和田氏にとっても中日の打撃コーチ就任1年目にDeNAから現役ドラフトで移籍した細川に対する思い入れは大きかった。 昨年4月1日の巨人戦。開幕カード2戦目に代打で出場した細川が東京ドームで右前に移籍後初打席で初安打を放った。 和田氏は「心の中でガッツポーズした」とそのときの喜びを明かした。 和田氏によればもともと細川には振る力はあったという。ただ、「バットで打とうとしていた」と指摘。「外の筋肉を力一杯使っていてタイミングが合えば飛ぶが確率が悪かった」と説明した。 外の筋肉ではなく体の中側の筋肉を使うスイングに変えていった。 指導の過程で、和田氏は細川とは不思議と感覚が合うことに気づいた。個人の感覚は違うため、指導のときは自分の感覚はなるべく伝えないようにしていたが、「細川のときは感覚がまるまる合った」と明かした。 DeNA時代は大砲と期待されながら6年で6本塁打だった細川が、和田氏との出会いで中日2年で47本塁打と開花した。