45歳でFIREするつもりの私は、4つの段階の計画を立てている。投資を増やす最善の方法とは?(海外)
【第1段階】お金に対する考え方を変える
教育学博士課程を終えようとしていたころ、就職先を探していた私は、ふと考えた。これまで年収は3万2000ドル(約480万円)しかなかった。Indeedのサイトを開いて、仕事に求める希望報酬額を4万ドル(約600万円)に設定していた。それぐらいが、妥当な昇給額だと思えたからだ。 そのとき、こうひらめいた。設定額をもっと引き上げたらどうなるのだろう? 6万ドル(約900万円)なんてどう? そこで私は高給の仕事にのみ応募することにしてみた。すると数カ月後には、リサーチアナリストの職を得ていたのである。年収は6万ドルだった。 自分の価値に関する考え方を変えただけで、およそ3万ドル(約450万円)の昇給を得たのである。
【第2段階】大きな価値を提供する
昇進は与えられるものではなく、勝ち取らなければならない。私もときには、すべき仕事がはっきりと決められていて、出勤してその仕事だけをして、そして家に帰ったらもう仕事のことは考えなくてもいい生活を望むことがあった。だが、私が昇進できたのは、ただ出勤して、やれと言われた仕事だけをこなしたわけではなかったからだ。 私は毎日出勤して、こう自分に問いかけた。この組織を、最大の目標に迅速かつ効果的に近づけるために、私にはどんな貢献ができるだろう? 何をすれば、毎日そのゴールに近づいていける? 新しい組織を大きくするには、諦めない気持ち、前向きな考え方、そして勤勉さが欠かせない。そして、私はその挑戦を受け入れた。組織に対して差し出す価値が大きければ大きいほど、私の努力は昇進そして昇給の形で報われていった。
【第3段階】投資
私は年収が2万6000ドルだったころも含めて、これまでずっと退職金口座に拠出してきた。収入が増えてからは、もっと積極的な投資目標を立てるようになった。 パーソナルファイナンス関連の書籍を読み、SNSで財テク系インフルエンサーをフォローし、株式市場のしくみや、さまざまな退職口座や投資口座について、じっくりと学習していった。 従来型の退職金口座だけでなく、ロスIRA(米国の個人年金制度)や証券口座にも投資した。若いうちに投資を最優先にするため、生活費を最低限に抑えた。 夫とともに、2023年に最初の不動産投資を行ない、それを通じて賃貸収入と不動産価格の上昇という二重の利益が得られるようになった。