ナダルに次ぐ左利きの大会王者誕生 23歳アコスタがツアー初優勝「この瞬間を夢見てきた」<男子テニス>
IEB+アルゼンチン・オープン
男子テニスのIEB+アルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、クレー、ATP250)は18日、シングルス決勝が行われ、世界ランク87位のF・ディアズ=アコスタ(アルゼンチン)が第3シードのN・ジャリー(チリ)を6-3,6-4のストレートで破り、ツアー初優勝を果たした。また、2001年から行われている同大会において、2015年のR・ナダル(スペイン)に次いで史上2人目となる左利き選手の王者誕生となった。 【ファクンド・ディアズ=アコスタ 選手詳細情報】 23歳のディアズ=アコスタは今大会ワイルドカード(主催者推薦)で出場。4試合にストレート勝ちをおさめ決勝に駒を進めた。 決勝では準決勝で第1シードのC・アルカラス(スペイン)を下したジャリーと激突。ディアズ=アコスタはファーストサービスが入ったときに73パーセントの確率でポイントを獲得するなどジャリーにブレークを許さないプレーを披露した。 リターンゲームでは5度のブレークチャンスを創出し2度のブレークに成功。1時間44分でキャリア初タイトルを手に入れた。ディアズ=アコスタは今大会5試合で1セットも失うことなく完全優勝を成し遂げている。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはディアズ=アコスタのコメントが掲載された。 「まだ信じられないよ。チームと一緒にこの瞬間を夢見てきた。このトロフィーを掲げられて、とても嬉しいよ。素晴らしいプレーができたと思うけど、どうして今週セットを失うことなく優勝できたのか、まだわからないんだ(笑)」 一方、敗れたジャリーは昨年5月のジュネーブ・オープン(スイス/ジュネーヴ、レッドクレー、ATP250)以来となるツアー4勝目とはならなかった。