人命救助に表彰 県善行賞 用水路に転落の高齢男性を助ける/岡山・津山市
人命救助をしたとして、岡山県警津山署は18日、津山商業高校の生徒ら9人に県善行賞を伝達した。 【写真】表彰状の伝達
9人は7月12日、一宮地内で操作を誤って電動車いすとともに用水路に転落した高齢男性(72)を救助した。
第一発見者は介護福祉士の前田麻美さん(47)で、車から降りて警察に連絡。そこへランニング中だった同校ソフトテニス部の1、2年生6人、車で通りかかった自営業の男性(33)、小学校教諭の男性(54)が駆けつけ、協力して男性を引き上げた。用水路は深さ約60センチ、水は40センチほどあったが、男性に大きなけがはなかった。
林田の同署で伝達式があり、安原卓志署長が県知事からの表彰状を贈った。同校2年の谷口陽彦さん(17)は「助けるのは大変で必死だったが、男性が助かって本当に良かった」と話した。
前田さんと谷口さんを除く被表彰者は次の通り。(敬称略)
森山翔太、杭田翔馬、筧智也、木下翔琥、山下颯太(以上津山商業高)、美甘和伯、長尾国博
津山朝日新聞社